『中村家住宅』は昔ながらの沖縄の屋敷です(北中城村)
レポーターのシゲオです。
うちなーむーくーです。
説明不要かと思いますが、奥さんが沖縄の人で県外から沖縄にやってきた婿さんのことね。
さて、令和2年のお正月。
『中村家住宅(なかむらけじゅうたく)』に行ってきましたよ。
入り口で観覧料(大人500円)を支払い入場。
窓口のオネーサンに「お帰りの際にお茶とお菓子をお出ししますよ」と言われました。
まずは家屋を見学です。
国指定重要文化財なんですよ。お正月なので門松立ってます。
豪農だったそうで敷地面積470坪!
沖縄戦の戦禍を免れた貴重な家屋なんです。
「ひんぷん」と呼ばれる目隠し。
昔ながらの沖縄の住宅の作り方ではひんぷんは必須ですね。
正面から母屋が見えないようにする目隠しです。
ちなみに中村家住宅は家の中に上がって自由に歩き回れるんですよ!
静岡出身の自分には沖縄の昔ながらの屋敷の作りは興味深いです。
二番座の写真を撮ってなかったみたい・・・
ちなみに二番座の仏壇横の扉から裏側の裏座に入れます。
三番座の横には台所。むか~しの台所って感じ。
台所は土間です。
静岡の祖父の家は古い家で土間がありました。
うちの奥さんの石垣島の実家は数年前に建て替えましたが、一番座、二番座、三番座、裏座の作りは同じです。
台所は流石に近代的なリビングダイニングですが。
建て替え前の家も同様の作りでしたね。
旧盆や正月などの親族が集まる際は一番座~三番座の間のふすまを取り外して大勢で宴ですよ。楽しいですよね。
さて、中村家住宅には離れもありますよ。
その昔、首里王府の役人が来た際には宿泊所になっていたそう。
フール(豚小屋)?
豚を飼っていた場所。アグーだったのかな?
こちらは牛小屋です。
牛だけでなく、ヤギや馬も飼っていたそうだ。
さすが豪農!
沖縄生まれのうちの奥さんは沖縄の屋敷の作りは見慣れているようであっという間に見学終了していました。
自分は住宅内をくまなく歩き回り見学してきましたよ。
他の観光客がいなければ、畳に寝っ転がりたいとこでしたが・・・自粛。
ちなみに石垣島の「石垣やいま村」には古民家がいくつもありますね。
観光客はリスザルのエリアに集中しているので古民家には人はあまりいないんですよね。
なので、ゆっくり寝っ転がってくつろげますよ。内緒ですけど。
さて、中村家住宅にはお土産ものも色々ありますよ。
店内にももっとありましたが観光客がいたので写真はなし。
見学の後、お茶と黒糖、黒糖ゼリーいただきました。
ごちそうさまでした。
観覧料500円でお茶とお菓子まで付けて赤字にならないのかと心配になりながらも美味しくいただきました。
最近は古民家をカフェや食堂、沖縄そばのお店にしていたりしますが、本当の沖縄の伝統的な家屋を体験したいなら中村家住宅がオススメですよ!
国王の住む首里城もいいけど、庶民の屋敷(-中村家住宅は豪農の屋敷だけど-)を知りたいなら中村家住宅ですよ。
●中村家住宅(なかむらけじゅうたく)
沖縄県中頭郡北中城村大城106(→地図はこちら)
098-935-3500
営業時間 9:00~17:30
定休日 火曜日
無料駐車場あり
観覧料(大人500円/中学生・高校生300円/小学生200円/小学生未満無料)
中村家住宅WEBサイトはこちら