マクガン、やしがに
宮古滞在中、お世話になった「民宿いくちゃん」、本当に心からのおもてなしを受けました。宮古最後の夜、いろいろお話しをしていて、何気にヤヤシガニの話しになって、、、
「じゃ、これから捕りに行くか、ヤシガニ？」
「へッ？もう遅いよ？」
「ヤシガニは夜に出てくるんだよ、月も暗いから星も見えるし、マクガン（ヤシガニ）が通る道があるから」
12時過ぎに民宿を出て、夜道を車で走り、東平安名崎で満天の星で大感動！
目が慣れたら星が次々見えてきて、天の川も見えて、そりゃもう「綺麗」ってしか言葉がでてこない。(*^_^*)
それから通称「マクガン通り」を通ったら、、、2匹のマクガンに出会いました。
捕獲しながら「民宿いくちゃん」が、
「あんたは今晩私に会って、食べられる運命にあったんだよ」
と言いながら、手際よくガムテープで鋭いマクガンのハサミを押さえ貼り付けていました。
この「これが貴方の運命だったんだよ」が、一種の儀礼に思え、特殊な祭祀道具を使わなくても、きちんと命を繋げていき、その命を終わらせる言葉が言えることの大切さを見せてもらったような気がします。
翌日の朝食に夕べのマクガンが、、、夜の間に湯がいていてくれたようです。実を取り出すのを手伝いながら、お腹にあるミソの取り出し方などを教わりました。
そして、新鮮なヤシガニを頂きました。m(__)m
「民宿いくちゃん」は帰る時も、「何も出来なくて」と言っていましたが、満天の星、ヤシガニ、御獄、地域の歴史、夕食や朝食のお招き等々、
私はいっぱい頂いたと思います。(=^・^=)
メニューにないお料理、、、マクガンを捕りにでかけ、食卓に上ることも貴重な経験、、、心からのおもてなしだと思います。
マクガン、やしがに,
